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線維筋痛症
(せんいきんつうしょう)


原因不明の全身の痛みと向きtlうために

 線維筋痛症は、全身に強い痛みや疲労感、睡眠障害など日常生活に大きな影響を与えます。
その一方で、検査では原因が見つかりにくく、周囲に理解されにくい病気でもあります。
この病気の特徴や原因、診断方法、治療について正しく知ることが、症状と向き合う第一歩になります。

●線維筋痛症とはどどんな病気?

繊維繊維 イラスト

筋肉は、細い繊維(筋繊維)が集まってできています。
線維筋痛症は、身体の広い範囲 の筋肉に、わずかな刺激で激しい痛みが起こる病気です。
そして痛みが3か月以上続くだけでなく、身体のこわばりや疲労感、睡眠障害、認知障害、うつ症状なども見られます。
全身に症状が及ぶため、日常生活は著しく制限を受け、悪化すると、障害認定を受けざるを得ないケースもあります。

●脳や神経系の機能異常が関係?

  線維筋痛症は、リウマチ性疾患に分類されています。
しかしリウマチの特徴である免疫システムの異常や、それにともなう炎症といった症状はありま せん。
線維筋痛症の発症原因は、完全には解明されていません。
一説としては、ある種の刺激を強い痛みとして感じる「機能異常」が、脳や神経系に生じているのではないかという見方が有力です。
そして脳や神経系の機能異常の引き金となるのが、心身が受ける過剰なストレスです。 

●女牲に多く、吏年期と重なる発症年齢

線維筋痛症患者の男女比は1対4.8となっていて、女性が多くなっています。
発症年齢は44歳がもっとも多く患者の平均年齢は52歳です。
この時期は更年期と重なっているため、女性はとくに注意が必要です。
全身の痛みで悩んでいる方は、かかりつけ医に相談するか、心療内科、精神科、リウマチ科、ペインクリニックなどの、線維筋痛症 に詳しい医師のいる医療機関を受 診してください。

●ぶたつの指散で病気を評価

  線維筋痛症の特徴として、血液検査や画像検査では、この病気自体の診断はできないことがあげられます
(血液検査や画像検査は、ほかの病気と区別するために行なわれる)。
このため、「広範囲疼痛指数(WPI)」と「症状重症度スコア(SSS)」のふたつの指標を使用して評価する診断法が、線維筋痛症では主流となっています。
OWPI 身体を19のエリアに分けて、過去2週間で痛みがあった部位の数をカウントする。
OSSS 疲労感、睡眠障害、認知機能障害など、症状の重さを0~12点て評価する。

●完治は難しくても症状はコントロールでさる

線維筋痛症には、この病気を完全に治す治療法がありません。
大事なのは、この病気について正しく知ること。
そして、日常生活にできるだけ支障がでないように、症状をコントロールしていくことです。
線維筋痛症の治療では、薬物療法が第一の選択肢になります。
薬物療法では、神経が痛みに対して過敏になることを抑える薬(プレガバリン)や、抗うつ薬など、線維筋痛症への有効性が確認されている薬が使用されます。
さらには、運動療法による慢性的な痛みの改善や、認知行動療法によって痛みやストレスを管理していきます


生活ほっとニュース     ~母子免疫ワクチン~

   生活ほっとニュース

  RSウイルスは、呼吸器感染症(かぜ症状、気管支炎、肺炎)を引き起こすウイルスです。
感染力が強く、2歳までにほぼすべての人がこのウイルスに感染します。
そのなかでも生後6か月未満の乳児の重症化リスクが高く、この病気で入院した乳幼児のうち、生後6か月未満の子ども割合は40%となっています。
RSウイルスには特効薬のようなものはなく、治療は発熱やせきを抑える対症療法が中心です。

 重症化したケースでは、酸素投与や人工呼吸器による呼吸管理、点滴による輸液などの薬物療法が必要になります。 

RSウイルス感染症の重症化を防ぐにはワクチンの接種、とくに、母子免疫ワクチンが有効です。
生活ほっとニュース 母子免疫ワクチンは、妊婦の方が接種するとワクチンの抗体が胎児に伝わって、効果を発揮する仕組みになっています。
ただこれまでは、このワクチンの接種率が約11.6%にとどまっているのが現状でした。
こうした事態を改善すべく、2026年4月1日より、妊娠28週から36週6日までの妊婦の方を対象にした、RSウイルス母子免疫ワクチンの定期接種(原則無料)が開始されます。
RSウイルス母子免疫ワクチンの接種を希望される方は、産婦人科の医師にご相談ください。 


資料提供:メディカルライフ教育出版