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アンチエイジング医療


 健康寿命を延ばし、QOLを高めるために 

アンチエイジング医療は、見た目の若返りだけでなく、 内面からの健康維持と生活の質の向上を目的とした最先 端の医療分野です。

●アンチエイジング医療ってなに?

  アンチエイジングという言葉を耳にされる機会は多いかと思います。 「抗加齢」「抗老化」とも呼ばれ、「加齢による身体的の機能低下を できる限り抑えること」を意味しています。 アンチエイジングを実現するためには、身体的・精神的な両面か ら、健康寿命の延伸やQOL(生活の質)の向上を目的として、医 学的エビデンスに基づいたアプローチを行なう必要があります。 これが、「アンチエイジング医療」になります。 アンチエイジング医療は、内科、外科、整形外科、眼科、耳鼻科、 産婦人科、泌尿器科、皮膚科、歯科など、さまざまな診療科で行なわれています。

●どんな検査をするの

  アンチエイジング医療では検査によって、身体機能の低下の進行度合いを調べ、
健康寿命を伸ばす方法を模索していきます。

○血管年齢 動脈硬化のリスクを調べる。
○筋肉年齢 筋肉の量などを調べて、フレイル(虚弱)の状態になっていないか調べる。
○脳・神経年齢 認知機能や記憶力に低下がないか調べる。
○骨年齢 骨密度を測定し、骨粗しょう症のリスクを調べる。

●老化の四つの原因とは?

  アンチエイジング医療では、老化には四つの原因があるとされています。

 ①活性酸素:身体の細胞や遺伝子が傷つけられる。
②糖化:エネルギーとして使われなかった糖質によって細胞が劣化する。
③長寿遺伝子(サーチュイン遺伝子):遺伝子の働きが鈍る細胞が修復されにくくなる。
④ホルモンレベル:筋肉量や骨密度、新陳代謝、免疫力などが低下する。

●どんな治療があるの?

   これら四つの原因を緩和するために、医療機関では次のような治療が行なわれています。 

①抗酸化療法 高濃度ビタミンC点滴、グルタチオン点滴、ニンニク点滴などにより抗酸化物質を抑える。
②糖化抑制 食事療法により、血糖値を高める食品の過剰摂取を改善する。
③NMN点滴 二コチンアミドモノヌクレオチドを点滴で投与し、長寿遺伝子を補充する。
④ホルモン補充療法 加齢とともに減少する男性ホルモンや女性ホルモン、ヒト成長ホルモン (HGH)などを投与する。

●遺伝より環境が老化を左右する?

アンチエイジング医療

 興味深い報告が、ある研究にあります。

 それは一卵性双生児について調べたもので、生まれた頃はそっくりな見た目をしていますが、加齢によって変わってくるというものです。
こうした研究以外の報告からも、老化の原因は遺伝子的要因よりも「環境因子」にあるという考え方が、アンチエイジング医療においては主流になっています。
食事・運動・ストレス・睡眠・喫煙・過度の飲酒といった要因です。

 これらが老化にもたらす影響は科学的に証明されているものがほとんどで、医師の指導のもとに改善に取り組んでいくことは、健康寿命を伸ばすことにつながります。


生活ほっとニュース 生活ほっとニュース ~つながりの健康法~

   世界保健機関(WHO)の「社会的つながり委員会」による最新のグローバルレポートで は、世界人口の6人にI人が孤独に悩んでいることが報告されています。

  この孤独は健康とウェルビーイング(身体的、精神的、社会的な良好な状態)に深刻な悪影 響を及ぼしています。
具体的なデータとして、孤独は年間で87万1千人以上の死亡と関連しており、1時間あたり 約100人が孤独に関連する健康リスクで命を落としています。
脳科学の研究によると、孤独を感じると脳のなかで肉体的な痛みを処理する領域が活性化す ることが確認されています。

つながりの健康法

  他者とのつながりを意識的に築くことは、健康維持において重要な役割を果たすことが、数 多くのデータと研究で立証されています。
さらに孤独は、心臓病、認知症、うつ病などの疾患リスクを高める要因にもなっていること が示唆されています。
「つながりの健康法」に目を向けるようにしましょう。
孤独がもたらす健康への影響は、単なる心理的問題にとどまらず、重大な公衆衛生上の課題 であることが明らかです。
「つながりの健康法」を実践するために、定期的なコミュニケーションの維持、地域活動への参加、共通の趣味を通じた交流そしてデジタルツールの有効活用が推奨されています。

資料提供:メディカルライフ教育出版