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2010年前院長便り

2010年1月

明けましておめでとうございます。
激動の幕開けで、決して明るくはない平成22年の1月ももう半ばを過ぎてしまいました。
昨年9月民主党が政権を取った時に「小沢によって勝ち取った政権は小沢によって崩れる可能性大と思われる」と予測しましたが、その通りになりそうです。
日本は現在あらゆる権威が失墜し、国民は何を信じてよいのか分からない自信喪失の状態に陥っています。こうなれば腹をくくって、確固たる自分の信念を見出し、自己を確立して「自分だけは信じられる...」と思うしかないのではないでしょうか。

2010年2月

1月31日から1泊2日の慌ただしい日程で沖縄へ墓参りに行ってきました。
天候が不安定で飛行機の揺れがあり、那覇空港でJAL機の着陸のやり直しがあり、少々緊張しました。 故郷、本部(もとぶ)の墓でお線香をあげてからは、うって変わって素晴らしい天気となり、美ら海(ちゅらうみ)水族館では観光客の皆さんがTシャツや半袖で散策をしていました。
生憎私は医者の不養生で足腰の痛みが最近続いており、自由に歩き回ることが出来ず、ただ海を眺めていました。
帰りは本部(もとぶ)から宜野湾の基地移転で大騒ぎになっている名護の街を抜けて那覇に戻ります。 美しい名護の海と空を見ながら高校時代の3年間を過ごしたこの名護の地に、決して米軍基地を持ち込ませないと心に決めました。

2010年3月

~普天間飛行場の移設~
鳩山首相は5月をタイムリミットとして、3月中に見通しをつけるような発言をしている。
世界一危ない基地は早急に移設するか廃止をしなければならないが、移設の場合、移設先は基地で働く人間が暮らせる所でないといけないので、全くの無人島という訳にはいかない。移設先の安全の確保と自然破壊をどこまでくい止められるかが問題で簡単には決着がつかない。
覇権国家がこの地球上に存在する限り、このような問題はずっと続いていくことであろう。

2010年4月

足柄上医師会の定期総会も無事終わり、新年度がスタート致しました。
予算案、事業計画等原案通り議決されました。又、老朽化や駐車場不足の為休日急患診療所移設の必要があり、移転対策委員会を設置することが決まりました。4月1日には日本医師会長選挙があり、自民党寄りの唐澤会長から民主党にパイプを持つ前茨城県医師会長の原口氏が当選しました。日本医師会は昨年の衆議院議員選挙の結果を総括して、政権与党のみを支持するという立場から是々非々の政治的立場に立つというように綱領を変えましたが、原口会長は弱体化した日本医師会をどの様に立て直すでしょうか。

2010年5月

~同窓会のハイキング~
天候不順で暑くなったり寒くなったりと寒暖の差が激しく、異常気象と言われて久しいですが、4月25日の日曜日は晴天に恵まれました。
この日東丹沢の日向山へ、東京南燈同窓会会員と日頃お世話になっている堀内俊満先生ご夫妻、メーカー・問屋の皆様方、千葉の同窓会会員の友人・知人、おおの薬局の藤本先生、総勢27名でハイキングに行ってまいりました。
初心者コースで余裕をもって登頂し、少し下って日向薬師にお参りして伊勢原駅前に到着。駅前のお寿司屋さんで例によって貸し切り状態で賑やかにビール、日本酒その他で打ち上げ会を致しました。本当に楽しい集いでした。

同窓会ハイキング1同窓会ハイキング2

2010年6月

初夏を思わせる陽気となりました。5月は不順な天候で、冬のような寒さと真夏のような暑さもありました。

5月の大きな行事
全国植樹祭(5月23日、日曜日)
天皇、皇后両陛下をお迎えして、南足柄市で植樹、秦野市で式典が行われました。私も招待客として植樹をしました。

わかり易い医学講話(5月30日、日曜日 松田町町民文化センター)
日野原重明先生を講師にお招きして「勇気ある生き方」という演題でお話をしていただきました。生命というのは物理的な時間ではなく個人個人のもっている時間のことで、それを如何に大事に上手く使うかということが重要だとのお話でした。

5月30日 島村町長(松田町)、日野原先生と一緒に

2010年7月

今年の7月は例年以上に大きな問題が沢山ありました。
1:大相撲
国技である大相撲の衰退は目を覆うばかりで、モンゴルを始めとする外国人力士によって上位番付が占拠され、八百長問題や暴力団との暗い関係の噂も絶えません。若者が相撲に関心をもち、日本人が誇りのもてる本当の意味の国技としなければなりません。
2:参議院選挙
7月11日の参議院選挙では成立したばかりの民主党政権に対する失望から、民主党が過半数を取れず自民党が躍進しました。これで又、衆参の捻れが生じて大事な法案が成立せず、国の進路が決められず迷走が始まるかと思うと国民は暗澹たる気持ちにならざるを得ません。
3:全国的な水害
山間地だけではなく都会でも起こった水害は、日本の美観を守り、最悪の事態までを想定した防災対策の遅れに起因すると思われます。
4:個人的には
7月18日、母親の一周忌法要を行います。昨年6月30日、百歳を前に亡くなった母親の為に、沖縄その他から子供や孫、ひ孫達40名以上が集まります。

2010年8月

暑中お見舞い申し上げます。
水害の後は猛暑が続き、熱中症による重症者や死亡者も増えております。特に屋内での発症が多いようですので、高齢者の方はお気を付け下さい。 また、熱中症と共に急性胃腸炎も多発していています。いずれも脱水症により生命の危険に曝されることがあり、輸液が必要となる場合がありますので、手遅れにならないよう早目の受診を心掛けて下さい。 世間は8月13日頃からお盆休みに入るようですね。当院では8月15日(日)が臨時休暇、あとは定例の休診日(月曜日)が8月の休診となります。代わりに9月の後半に夏期休暇を取りますので、ご理解のほど宜しくお願い致します。

2010年9月

~禁煙~
煙草の値段が上がるのにタイミングを合わせて禁煙を始めたいという方が増えております。
チャンピックスという内服薬が保険適用になり、煙草代より薬代の自己負担が安く済むということもあって、爆発的に希望者が多くなりました。チャンピックスはこれまでのニコチンガムやニコチンパッチよりもずっと成功率が高く、 副作用も少なくなっております。
しかしながら、禁煙については本人の強い意思と家族や医療機関のサポートが必要となりますので、是非成功させたいという気持ちのある方はご相談下さい。

2010年10月

~尖閣問題と反日デモ~
尖閣諸島で起きた漁船衝突事件をきっかけとした中国内陸部の騒ぎは、またもや反日デモとなり、 暴徒化した若者達が日本製品を破壊し日系デパートを襲撃している。
それに対し日本政府は相も変わらず「遺憾の意を表明」とか「冷静な対応」などと言っている。 紛争や軋轢の際に、一方が冷静で反応が鈍い時には、確かにいきり立った方はなお腹が立つものである。 その意味では世界に対して中国は醜態を晒しているとも言える。
しかしながら、日本国旗を焼かれ踏みにじられ、製品ボイコットを叫ばれ、これほどに侮辱 されても黙っていては日本人の誇りが無くなるであろう。
いずれ抑制の利かない中国が内部崩壊に向かうことは確実だが、無法で野蛮な者に対し、日本は国家として日本人と日本人の尊厳を守る毅然とした態度を取るべきである。

2010年11月

~東京南燈同窓会~
11月13日に池袋・東武百貨店のホールで沖縄県立名護高等学校の同窓会が開催されました。現在、同会の会長を務めていますので参加者の人数を心配しましたが50名の出席者があり、まあまあかなと一安心しました。 現名護高等学校長で初の女性校長、高安先生をお迎えして会は盛り上がりました。恒例の三線や沖縄舞踊、沖縄行きの航空券や宿泊チケットの福引、泡盛等皆さん大喜びでした。
~名護高17期生会~
11月21日に沖縄県那覇市で昭和37年(48年前)卒業、17期の同期生会が開催されました。約70名の参加でしたが、男女共それぞれに貫禄がつき、年金の話、孫の話、病気の話等が話題になる年齢になりました。 でも校歌斉唱になると忽ち18歳の頃に戻りました。

2010年12月

~師走で多忙、申し訳ありません~
皆様には多忙の為、診療時間の変更や代診医師による診療等でご迷惑をおかけしております。
現在、医師会長・三師会長(医師会、歯科医師会、薬剤師会)を務めており、会議や打ち合わせ、懇親会等出席しなければならない用事があり誠に申し訳なく思っております。夜間も研究会や勉強会等があり、1ヶ月のうち空いている日は数日しかない状況です。
どうか事情お察しの上、ご容赦下さいますようお願い致します。